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「Xross Innovation BOSAIコンソーシアム キックオフミーティング」を開催しました

参加者集合写真

仙台市は、包括連携協定締結事業者等と共に、地震火災リスクおよび損害の低減に向けて、国際的な防災指針「仙台防災枠組2015-2030」が示す優先行動に資する取り組みをイノベーションにより創出し、持続可能なエコシステムとして地域に定着させることを目指す、世界初の産学官金民連携による防災共創コンソーシアム「Xross Innovation BOSAI(クロス・イノベーション・ボウサイ)」を立ち上げました。


キックオフミーティングの開催

2025年8月28日(木)、仙台市役所本庁舎で「Xross Innovation BOSAIコンソーシアム」のキックオフミーティングを開催しました。仙台市長(代理:髙橋新悦副市長)をはじめ、コンソーシアムの代表者11団体が参加し、事業説明や仙台市長あいさつ、参画団体の紹介が行われました。

取り組みの背景と目標

宮城県が2024年に公表した「長町-利府線断層帯地震」の被害想定によれば、仙台市内で火災による死者数は845人、焼失建物は17,825棟にのぼるとされています。
こうした甚大な被害を防ぐため、今回のコンソーシアムでは、地震時に自動で電源を遮断する「感震ブレーカー」の普及や、火災防止行動を市民に浸透させる取り組みを進めていきます。

本取り組みにおける具体的な数値目標として、2028年3月末までの3年間までに、甚大な被害が見込まれる65,000世帯へ感震ブレーカーの設置率を30%以上へ引き上げるとともに、火災防止行動の認知率を90%まで高めることを目指します。これらにより、長町-利府線断層帯地震による死者数を半減させることを目指します。

今後の展開

市民への情報発信を強化しながら、参画団体との連携をさらに広げていく予定です。
また、ビジネスマッチングや実証実験、交流会などを通じて、災害リスク低減に資する新しいサービスや仕組みを社会に根付かせていきます。

今回のキックオフは、産学官金民が一体となって防災・減災の新しい形を創出する第一歩となりました。コンソーシアムは、地域に根ざした取り組みを進めながら、「より安全で強靭なまちづくり」に向けて挑戦を続けていきます。

開催要項

開催日時 2025年8月28日(木)14:00〜14:30
開催場所 仙台市役所本庁舎

プログラム

  1. 「Xross Innovation BOSAI」事業説明(減災推進課)
  2. 仙台市長あいさつ
  3. 参画団体紹介
  4. 記念撮影

参画団体(代表者一覧)

以下の企業・団体等が参画し、代表者がキックオフに出席しました。

  • イオン東北株式会社 取締役経営企画本部長 山下 悟氏
  • 日本郵便株式会社  東北支社 経営管理本部長 小岩 龍生 氏
  • みやぎ生活協同組合 副理事長 河野 雪子 氏
  • 株式会社七十七銀行 取締役頭取 小林 英文 氏
  • 国立大学法人東北大学 副学長(社会連携・校友会・基金担当) 今村 文彦 氏
  • 株式会社ローソン 理事執行役員 東北カンパニープレジデント兼東北商品部部長
    坂本 眞規子 氏
  • 東京海上日動火災保険株式会社 常務執行役員 鈴木 恵子 氏
  • 明治安田生命保険相互会社 執行役員 北海道・東北地域リレーション本部長
    森口 高志 氏
  • アイリスオーヤマ株式会社 代表取締役社長 大山 晃弘 氏
  • 株式会社ポーラ 北日本・信越地域統括部長 光永 尚子 氏
  • 仙台市副市長(市長代理) 髙橋 新悦 ⽒

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